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徳島県出羽島     藤原秀人2018.09

今月始めに大型台風21号が近畿地方に上陸し、関西国際空港等、多大な被害がありましたが、幸いにも僕の家は被害はなかったです、妻の実家の徳島県出羽島も直撃で、こちらも大丈夫だと連絡は受けましたが、近所は屋根瓦が飛ぶ被害はあったそうです。

 

ここで先に書いた妻の実家の徳島県出羽島を少し紹介したいと思います。

場所は徳島県の南東、海部郡牟岐町の漁港から沖4km、定期船で約20分の距離にあり、面積は約0.4平方メートルの小さい島です。島の港口は北に開き、港を取り囲むように商店や郵便局、住宅があります。(商店は1年位前に廃業)

 

島への交通手段は定期船(大生丸)のみで、島内には自動車は1台もありません。

 

そのため、道幅は狭く、大人3人が横に広がれば一杯になるくらいです。

住宅街に足を運ぶと、小さな家が立ち並び、何処の家にも玄関の横にミセ造りと格子窓があります。「ミセ」とは上ミセと下ミセからなるミセ造りと呼ばれ、2枚の板戸が雨戸の役割を果たしてくれるそうで、徳島県南部から高知県の漁村で見られるようです。この下ミセを下すと漁具の手入れ、井戸端会議等するような作業台やベンチとして使用しています。

先に紹介したよう自動車は無いので(走る道もない)、定期船から荷物等運搬に手押し車を各自使用されています。

後、島は東回り西回りのハイキングコースがあり途中には小さな灯台、今では廃校となった小学校(妻は卒業生です) 国指定天然記念物のシラタマモが見られます。

ただシラタマモは、僕から見て、汚い藻にしか見えない。綺麗だなあとおもうのはハイビスカスが咲いているのと、漁港には熱帯魚が泳いでいますよ。

 

 

今では過疎化と高齢化が進み、取り立てて自慢するほどの名物やアミューズメントは無いですが、都会の喧騒から離れ、昭和のノスタルジック、のんびりとした時を過ごすには良い場所ですよ。

 

藤原