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リモートワーク体験記   中原 春生2020.05

 前回のコラムは2018年の5月頃に「1995年の朝礼から」という文章を書きました。
 20年以上前の会社の朝礼で話した当時のパソコン黎明期の話です。


 今回はその後を書こうと思ったのですが、コロナによるリモートワークの体験や、現在関わってるいる仕事でのリモートによる共同作業について簡単に書いてみます。遠距離の事務所でのJV設計ですので、おのずとリモートワークになっています。主に8つほどのトピックを簡単に説明しました。


(1)会議としてのWEB会議。これまでも会社の朝礼として、Skypeを利用していましたが、その後googleハングアウトを経て、現在はzoomを利用しています。
 現在かかわっている仕事では設計者が京都と東京に分散しているので、打ち合わせは、Wherebyを利用してましたが、最近はzoomで10人近くで打ち合わせをしています。画面共有もできるし、その上にスケッチもできるので、移動の時間も不要なので便利です。

 


(2)情報共有としてのgoogleスプレッドシート
 これも便利ですね。通常のエクセルでの情報共有はメールでの送受信や、いくつものバージョンができる可能性があります。スプレッドシートはネットにあり、招待等をして共有するので、あくまで一つのファイルです。多数の人が関わる議事録や作業を一元管理できるのは壮観です。調査段階の動画なども含めてスプレッドシート上でショートカットを並べ整理できるのも有効でした。

 

 


(3)データーの共有
 会社の場合もIDとPWで外部から会社のデータを確認できますが、JVの仕事でもデータを共有しました。このメーカーのハードディスクはアップロード、ダウンロードでのアクセスですが、基本無料なので有効。大容量のデータの共有が可能。ただ、LAN上のハードディスク的には使えません。


(4)オンラインでの作業共同スペース
 具体的にはドロップボックスを利用。これは、有料ですが、会社内のLAN上のハードディスクのような感覚で使えます。特にコロナ発生後は、ドロップボックスをチームごと共有し作業をしています。データへのアクセスは招待することで、部分的に可能になるのでセキュリティも確保しています。


(5)メール
 会社でも個人アドレスはスマホや自宅のパソコンでも確認できるように設定していますが、コロナを機会にこれまで設定していない所員も各自個人アドレスのメール確認をするようにしました。仕事で関わっているJVでは、これに加え、グループごとにメールアドレスを設定し、CCに入れることでメールでの情報共有が可能になりました。(メールの数は山のようになります)


(6)CAD
 個人的には会社で使っているCADは持っているので、作業としては特に会社にいるのと外部でいるのに違いはないです。会社内では、コロナ対応で、空いているパソコンを持ち帰ったり、いろいろ対応を工夫しました。


(7)コロナ対応
 会社としては、時間差通勤や、極力車や自転車、徒歩などの通勤でリスクを減らしていました。窓は極力開け、換気扇も24時間回している。食堂での食事も間をあけて座るようにしています。また、マスクの配付、手指の消毒ジェルの配付、玄関へのジェルの設置などで対応。個人的には布マスクや、携帯のアルコールなどで気をつけています。なお、会社としてコロナ対応は6月に入っても延長対応します。


(8)カカオ、LINE
 JVでチームとして作業しているメンバーとはカカオで連絡を随時取りあっています。これはLINEと同じようなソフトですが、個人的にLINEを使う人が多いので、仕事としては別のソフトの「カカオ」を採用したようです。メールと違い瞬時に連絡が取れ大変便利です。画像やデータもアップ可能です。スマホにも着信がわかるので、チームの情報共有に便利です。


いかがでしたか? 40年以上前にタイプライターキットに液晶の電卓のような画面をつけてパソコンもどきに遊んでいた頃を思い起こすと時代の変化はすごいですね。この先も同じように変化していくのでしょうか?

こういった仕事に遊びに熱中して幸せに時間を使えることに感謝します。これからの人がスタートの位置は違っても、やはり毎日熱中して時間をすごせるといいですね。今は手を動かしてパソコンやスマホに記録していますが、頭の中でメモを取ったり、設計したりする世の中になるかもしれません(適当な想像ですが)