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建築しか見ない旅:ニューヨーク編①   池本2020.11

建築しか見ない旅:ニューヨーク編① 池本

建築設計に携わるものなら、一度は 海外の建築も見てみたいと
思うはず。

これはたしか、ニューヨークテロから約6年後の一人旅記録。
コロナ(COVID-19)以前に行くことができた、
ニューヨークの建築を見たいと思い、旅立った追憶です。

ニューヨーク地図

 

訪れた場所・建築リスト※訪れた数ある中から抜粋しています。

1、夜のタイムズスクエア群とロックフェラーセンター
設計:レイモンド・フッド
2、ニューヨーク近代美術館 改修  設計:谷口吉生
3、ワールドトレードセンター跡地  設計:ミノル・ヤマサキ
4、シーグラムビル   設計:ミース・ファン・デル・ローエ
5、コロンビア大学


1、夜の9:00頃、ニューヨーク ケネディ空港からホテルのある
タイムズスクエアに着きました。
ニューヨークは、人種のるつぼと言われていますが、まさに
そのとおり、多様な人種・言葉が行き交います。

 

 

タイムズスクエア

ロックフェラーセンター

 

建築いっぱい見るぞーっと思いつつ最初はおのぼりさんの
定番コース、ロックフェラーセンターに。
12月のなると特大クリスマスツリーで飾られるあの有名なシーン
があるところ。

1930年代に建設され、世界恐慌の影響で失業者になった人たちを
建設労働者として雇入れ、一種の公共事業みたいになった。
1930年代にこんな高層建築を建てるなんて・・さすがアメリカ。

ロックフェラーセンター入口


2、ニューヨーク近代美術館/MoMA 改修 設計:谷口吉生

世界的なコンペを勝ち抜き、MoMA設計者になった谷口氏

事前に調べた本のなかで、この建築は消えうる建築
(展示品が主体であるということ)、
そしてニューヨークにいるという地域性が感じることができる
建築を目指したというインタビューが、ありました。

最初は、真意が分からなかったのですが、
たしかに建築内部にいた感覚は、建築の存在が消えていく感じ
を受けました。天井・壁・窓・床など納まり部分が洗練されて、
余計な線が出ていない。
そして、開口部からニューヨークの風景がところどころ現れる。
まさに、消えうる建築!!
下手に真似をすると、怪我をするかもしれない(笑)

 

          内部:吹抜1 内部:吹抜2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中庭:スカルプチャーガーデン

外部:奥の部分は、MoMa 資金源確保の為に計画された高層住宅棟

 

後、ワールドトレードセンター跡地・シーグラムビル・コロンビア大学
ありますが、次回に続きます!!